日立システムアンドサービス(日立システム、林雅博社長)は5月11日、クラウド環境を利用することでECサイトを構築・運用する「クラウドECサービス」を5月12日から提供開始すると発表した。

 「クラウドECサービス」は、パブリッククラウドの環境としてAmazon Web Services(AWS)やクラウド環境の構築を支援する「RightScale」などを利用することで、大規模から中小までECサイトの構築・運用を可能にするサービス。すでに提供開始している「通信販売業向けトータルソリューション」のサービスメニューに追加することで、クラウド環境に対応したシステムを実現する。

 「RightScale」のオートスケール機能により、アクセス数の増減に応じてサーバリソースを自動的に増減することが可能となる。これにより、ECサイトにおいてタイムセールやキャンペーンなどで急にアクセスが増加した場合でも、サーバーの許容範囲を超えることでの機会損失を防ぐことができる。また、AWSは、サーバの利用時間に応じた従量課金により、オンプレミスのシステムに比較して大幅なコスト削減も実現できる。

 同社では、パッケージを利用したECサイト構築においてもクラウド環境のメリットを生かしたシステムを提供していくとともに、独自のECサイトを構築している企業におけるオンプレミスからクラウド環境への移行、オンプレミスとクラウド環境の併用(ハイブリット・インテグレーション)などを推進していくことで、「クラウドECサービス」全体で、今後3年間で約10億円の販売を目標としている。