トライポッドワークス(佐々木賢一社長)は、販社を対象としたイベントとして「Tripod Partner's Day 2010」を開催し、新戦略を披露するとともに、好成績をあげた販社を称える「Award」などを実施した。このイベントには、40社を超える販社、総勢100人ほどが参加した。

販社向けのイベントで戦略を語る佐々木賢一社長
 同社では、セキュリティ事業が好調に推移した。2009年度(10年5月期)は前年度比2倍の売上高を見込んでいる。前半は世界同時不況の影響で苦戦したものの、09年11月から前年並みに回復し、10年に入ってからは順調にユーザー企業を増やしている。需要増大の要因は、SMB(中堅・中小企業)市場でデータ管理やファイル転送時のセキュリティに対する意識が高まっているため。販社経由で新規顧客を開拓し、現段階で450社程度のユーザー企業を獲得している。

 イベントでは、販社との協業強化の例として、アルプス システム インテグレーション(ALSI)のウェブフィルタリングソフト「InterSafe WebFilter」を、トライポッドのアプライアンスサーバーである「WebSCREEN with InterSafe」に搭載したことをアピール。佐々木社長は、「ユーザー企業のニーズに迅速に対応するために、開発面で(ALSIをはじめ)4社とパートナーシップを構築している」と説明した。

 ジランソフトなど、韓国のベンチャー企業との共同開発により製品化したオンラインストレージ「GIGAPOD OFFICEHARD」シリーズで、このほどセキュリティ機能を強化した「GIGAPOD 2010」を発売したことを明らかにした。ファイル転送機能やファイル共有機能、アクセスコントロール、SSL、監査ログなどといった、これまで提供してきたセキュリティ機能に加え、ファイル転送時のパスワード、ダウンロード期限設定、ダウンロード回数制限を設定できるようにした製品だ。ゲストフォルダのIDやパスワード、取引先ごとに独自ログインURLの生成も可能。さらに、同製品で提供形態を改善。アプライアンスに加え、さまざまなプラットフォームにインストールできるソフト単体モデルや、ネットワーク経由で利用できる月額課金のSaaSモデルなどを揃えた。SaaSモデルは、電算システムが提供開始。今後も、複数の販社が順次提供する予定だ。

 また、「Award」では住商情報システムやフォーバル、内田洋行などが優秀な販社として表彰された。(佐相彰彦)