トライポッドワークス(佐々木賢一社長)は、オンラインストレージのアプライアンス製品「GIGAPOD OFFICEHARD」を中心としたセキュリティ事業が好調だ。今年度(2010年5月期)の売上高は前年比2倍を見込んでいるほか、来年度に向けて新製品を発売することで、さらに事業を伸ばしていく方針。

 今年度前半は、市場環境の厳しさから苦戦していたが、09年11月から前年並みに回復。今年に入ってからは、順調にユーザー企業を増やしている。需要が増大しているのは、「SMB(中堅・中小企業)を中心にデータ管理やファイル転送時のセキュリティなどに対する意識が高まっているため」という。販社経由で新規顧客を開拓し、ユーザー企業として現段階で450社程度に達している。

 今後は、ファイル転送でフォルダごとに送れる「フォルダリンク機能」、取引先によって専用フォルダを作成可能な私書箱機能「ゲストフォルダ」などを追加した新製品を4月に発売。アプライアンスだけでなく、パッケージソフトやSaaSでの提供も計画する。これにより、「GIGAPOD」のユーザー企業を「今の2倍に引き上げる」ことを狙う。

 また、昨年12月に市場投入したUTM「SECUI NXG(セキュアイエヌエックスジー)」シリーズも堅調に推移しており、「2月に70台、3月に100台と、月を追うごとに増えている」と自信をみせている。同製品もSMBでの導入が多く、「国内SMB市場でセキュリティニーズがますます高まっている」ことを実感している。

佐々木賢一社長