大企業向けグループウェアを開発・販売するアリエル・ネットワーク(アリエル、原田和人社長)では、「ArielAirOne」シリーズの販売が好調だ。2009年度(10年6月期)は増収増益だった。6月には、SaaS型サービス「ArielAirOne on Demand」の提供を開始し、新規ユーザーの開拓を加速化している。

 同社は、大企業向けERP(統合基幹業務システム)を開発・販売するワークスアプリケーションズ(ワークス)の100%子会社。親会社のワークスは「Ariel AirOne for COMPANY」というブランドで販売している。

 ワークスは直販のみだが、アリエルは再販が30%を占める。パートナーは大手SIerが中心で、「アクティブなのは10社程度」(内海康延・営業本部販売推進グループマネージャ)。

 「ArielAirOne」シリーズは、従業員1000~2万人規模の大企業が導入しているグループウェア。プログラミングやカスタマイズをせずにアプリケーション開発ができる「nTypes」と呼ばれるアーキテクチャを採用しているのが特徴だ。コンポーネントベースなので変更・修正が容易で、バージョンアップの際もシステムの互換性を維持する。

 ワークスの牧野正幸CEOは「グループウェアは大企業にはまだ導入が進んでいない」と話し、今後大きな売り上げの伸長を期待する。Lotus Notes移行の需要も導入の後押しとなりそうだ。(信澤健太)