【台北発】アジア太平洋IT産業協会(ASOCIO)が、アジア太平洋地域のIT関係者が集まり、ITの最新トレンドや国境を越えたパートナーシップモデルを探るサミット「2010 ASOCIO ICT SUMMIT」を、12月2-3日、台湾・台北市で開催している。

会場

 会議開催の背景には、中国IT市場の巨大化と、アジア太平洋各国のIT企業による市場開拓の動きがある。会議の冒頭、iD SoftCapitalグループのスタン・シー会長は、「中国のIT市場を開拓するにあたって、強いリージョナル・パートナーシップを築くことが必要だ。単独で中国を狙う国や企業は成功しない」と、国や地域の連携の重要性を語った。

 サミットを台湾で開催するのは、偶然ではない。台湾は、日本をはじめとしたアジア太平洋のIT企業にとって、中国への橋渡しになるにはうってつけの国だ。サミットに参加している日本情報サービス産業協会(JISA)の浜口友一会長は、本紙の取材に対し、「台湾との関係は、日本のIT企業の中国戦略におけるカギになる。しかし現時点では、日台パートナーシップの具体的な姿がまだみえておらず、当面は両国の交流を深めるのが重要だ」と話した。日台が協業するビジネス展開への道のりは、まだ長いといえそうだ。(ゼンフ ミシャ)

JISAの浜口友一会長