バックボーン・ソフトウエア(大越大造社長)は、2月25日、パートナー向けの新製品発表セミナー「Discover the Power of NetVault 2011」を開催し、米クエスト・ソフトウェアによる米バックボーンの買収完了と、統合の方向性を説明した。

 バックボーンは、6月をめどにクエストと統合。日本法人の新社長にはバックボーンの大越社長が就任する。バックボーンの製品群は、クエストのデータ保護事業の一つとなる。

 セミナーではまず米クエストでデータ保護、仮想化とクラウド事業を担当するCarl Eberlingバイスプレジデントが登壇し、世界23カ国、60拠点を展開しているクエストの概要を説明した。クエストは、オンプレミスや仮想化、クラウドなど、複雑化するインフラに対して、それを簡素化するソリューションを提供している。Eberlingバイスプレジデントは「バックボーンを買収したことによって、当社は異機種間でLinuxやWindowsをサポートできるようになった。それだけでなく、バックアップ/リカバリにかかる時間も短縮できる。バックボーン製品と既存製品をあわせることで、使いやすい製品を提供できる」とメリットを語った。

米クエスト・ソフトウェアのCarl Eberlingバイスプレジデント

 続いてバックボーンの大越社長が「新生Quest Japanの販売戦略」として、日本におけるバックボーンとクエストのビジネスについて話した。大越社長はクエストとの合併について「クエストは同じ独立系ソフトウェアメーカーであり、バックアップの製品を探していた。私たちが買収先を選べたとしても、クエストを選んでいた。決してネガティブな買収ではない」とコメントした。

バックボーン・ソフトウエアの大越大造社長

 クエストはマイクロソフトやヒューレット・パッカード、デル、NTTグループのディメンション・データなどのプラットフォームメーカー、チャネルパートナーと幅広いビジネスを展開している。世界市場では、パートナー経由が50%、直販が50%、アジアでは95%以上をパートナー経由で展開している。データ保護事業は、100%がパートナービジネスだ。大越社長は「クエストとの統合によって、パートナーは、これまで開拓できていない市場開拓が可能になる」として、ビジネスチャンスの拡大を訴えた。(鍋島蓉子)