ジャストシステム(福良伴昭社長)は 企業内検索エンジンの新版「ConceptBase Enterprise Search 2.0」の提供を開始した。約2年ぶりのバージョンアップ版で、インターフェースの使いやすさを強化し、検索の高速化も図った。

2倍の検索スピード、UIも強化

 「ConceptBase」は3600社の顧客をもつ企業内検索プラットフォームだ。新版では従来製品と比べて、2倍の検索速度を実現した。

 検索窓に入力した語句に合わせて、想定される検索語句を一覧でリスト化する「入力サジェスト」、また検索結果表示後、膨大な数がヒットした場合にさらに絞り込むためのキーワードを表示する「関連キーワード」の機能を追加。また、検索結果一覧表示後に、作成者や更新日時などファイルの属性情報をもとにさらに絞りこみを行うことができる「後絞り込み(スマートフィルタリング)」機能を搭載した。

 検索一覧表示では、サムネイルにマウスオンすると文書を拡大表示する。最初の3ページまで閲覧でき、目的の情報に到達できる工夫が凝らされている。 検索画面は検索対象や結果の表示方法に応じて、複数の画面を定義することが可能。検索画面の定義には50パターンのテンプレートを提供する。

 ファイルデータが飛躍的に増大して、管理に頭を悩ませる企業が多い。ジャストシステムのエンタープライズ事業部の菊地修事業部長は「ファイルサーバーを有効活用するには、見つけたい情報を迅速・確実に探し出せる環境を整えておく必要がある。そうしたニーズに応えるものとして、引き合いが伸びている」という。

 ジャストシステムでは金融や流通業、製造業や官公庁、大学など既存ユーザーに新しいバージョンを勧めるとともに、企業一般にデータ量が飛躍的に増えていることから、検索の潜在市場に向けて、「使いやすい、わかりやすい」を訴求して拡販を狙う。(鍋島蓉子)