リモートサポートソリューションを開発・販売する韓国ベンダーのRSUPPORT(安千洪・取締役副社長兼日本支社長)では、3月11日に発生した東日本大震災以降、リモートデスクトップソリューション「Remote View」の引き合いが急増している。同社は、今夏も続く見込みである節電への備えや事業継続性の必要性をきっかけに、在宅勤務ツールとしての需要がさらに高まっていくとみている。

在宅勤務ツールのニーズ高まる

安千洪
取締役副社長兼日本支社長
 リモートデスクトップソリューション「Remote View」の無料トライアル件数は、2月には212件だったのに対し、翌月は410件に倍増した。安千洪・取締役副社長兼日本支社長は「パートナーからは、ユーザーからの引き合いが多いと聞いている」と、手応えをつかんでいる。

 安支社長は、「今年の夏場にも続く見込みである節電に対して、企業は出勤当番制などの対策を計画しているので、リモートデスクトップソリューションのような在宅勤務ツールは、企業の活動に不可欠になりつつある」とみる。「Remote View」は、PC以外にiPhoneやiPad、Android端末からも遠隔操作できるので、緊急事態への対応にも役立つという。

 安支社長は、カーネルレベルの仮想ビデオ・ドライバー(VRVD)による高速制御を特長の一つとして挙げる。Windows APIを経由するMessage Hooking方式の画面制御スピードよりも30%以上高速だという。「映像のレスポンスが速く、違和感がない。既存の製品に満足できないユーザーが『Remote View』について問い合わせてくる」と安支社長は状況を語る。

 同社は現在、「初期費用無償キャンペーン」を実施しており、月額1000円で「Remote View」を提供している。在宅勤務を切り口とするセミナーも開催し、需要の掘り起こしに力を入れている。(信澤健太)