NEC(遠藤信博社長)は、6月6日、IAサーバー「Express5800シリーズ」5機種と、小規模システム向けストレージ「iStorage M シリーズ」2機種を発表した。全モデルが消費電力を抑える複数の技術・機能を搭載し、節電を前面に押し出した。出荷開始日は、ストレージが6月29日、サーバーが6月30日。

 発表したのは、サーバーが1wayタワーの「Express5800/GT110d」(価格は8万9400円から)、1Wayスリムの「Express5800/GT110d-S」(10万4800円から)、1Way水冷スリムの「Express5800/GT110d-S(水冷)」(14万6700円から)、1Wayラックの「Express5800/E110d-1」(13万8000円から)と「Express5800/R110d-1E」(18万2000円から)。一方、ストレージがSAN対応の「iStorage M10e」(55万8000円から)と「iStorage M100」(94万7000円から)。

 新製品は、「『導入でエコ・運用でエコ・空調でエコ』がテーマ」(浅賀博行統括マネージャー)。浅賀統括マネージャーは、報道関係者向けに開いた説明会で、「導入」「運用」「空調」のそれぞれで新製品の優位性を説明した。 

浅賀博行統括マネージャー

 「導入」では、新製品の電力削減効果を説明。約3年前のモデルと比較して、サーバーとストレージでともに性能を2倍に向上させながら、「サーバーで最大26%、ストレージで最大50%の消費電力を削減した」(浅賀統括マネージャー)とした。

 「運用」では、遠隔地からのシステム監視・制御機能や、サーバーごとの消費電力測定や、使用電力の上限設定の機能を標準搭載することで、効率的なサーバー運用ができる点を強調した。

 一方「空調」では、通常のサーバーやストレージのサポート動作環境が外気温35度なのに対し、今回の新製品は40度まで対応する点をPR。「オフィスの温度環境を2度上げることで、約8%の空調電力の削減が可能といわれる。40度に対応することで、サーバールームやデータセンターを冷やすエアコンの消費電力を大幅に削減できる」(浅賀統括マネージャー)。説明会では、本永実グループマネージャーによるデモを実施。実機を用いて電力の削減方法を説明した。(木村剛士)

本永実グループマネージャー

記者説明会で実機を用いたデモを実施