ライブドア(出澤剛社長)は、グループ会社である韓国のインターネットサービス事業最大手、NHN(金相憲社長)と法人向けインターネットインフラ事業の協力体制の強化を発表した。韓国でデータセンター(DC)事業を手がけるNHNビジネスプラットフォーム(崔輝永社長)のインターネットデータセンター(iDC)を活用したサービス「DATAHOTEL KOREA」を、日本国内企業向けに8月から提供する。

 NHNは、韓国でシェア1位の検索サービス「NEVER」、最大級のオンラインゲームサービス「ハンゲーム」を展開している。NHNビジネスプラットフォームは、韓国にある3か所のiDCで数万台のサーバーを運用している。

 「DATAHOTEL KOREA」は、電気料金が日本の約半分で、韓国NHNグループによる一括調達によるコストメリットから、1ラック/実行4kVAで月額9万円という低価格で提供。また、地震の発生率は日本の250分の1である韓国ソウル近郊の、熱循環にすぐれた最新DCを利用して、安全を確保する。ライブドアは、これまで自社でフルマネージドサービスを提供してきた経験から、提案から運用までを日本国内の窓口で一元化。韓国最大規模のインフラ運営ノウハウと技術力をもつNHNグループでワンストップサービスを実現する。

 今後は、韓国DCからのDC/ホスティングサービス、ディスタリカバリ(DR)/バックアッププランを提供。ライブドアのインフラサービスであるフルマネージドホスティングサービス、クラウド型ホスティングサービス「EX-CLOUD」の分散環境構築で、韓国サイトの利用プランを提供する予定だ。また、NHNビジネスプラットフォームの技術支援を受けて、クラウドサービスを検討する。

ライブドアネットワークサービス事業部の嶋田健作事業部長

 東日本大震災の影響で、いまBCP(事業継続計画)に対する関心が高まっている。ライブドアネットワークサービス事業部の嶋田健作事業部長は「DCを東日本から西日本に移しても、電力不安がある。バックアップサイト、セカンドDRサイトとして、韓国を活用してほしい」と話した。

 また、ソーシャルプラットフォームやスマートフォンによってコンテンツが変化し、日本発のゲームコンテンツなどに海外展開の動きが加速している。ライブドアでは、韓国を含むアジアへの配信拠点として、日本企業への支援プランを拡充していく。(鍋島蓉子)