エムオーテックス(MOTEX、高橋慎介社長)とNRIセキュアテクノロジーズ(NRIセキュア、増谷洋社長)は、8月24日、監査証跡ソリューションにおける協業を発表した。情報資産管理の分野で強い存在感を示している両社が協業するにいたった背景には、多くのユーザー企業が自社の存続にかかわる情報の厳格な管理を求めているという市場ニーズがある。

 「バイタルレコード」と呼ばれる記録・文書は、組織の存続に必要不可欠な記録や文書を指す。文書の電子化が進み、情報共有といった点で文書管理システムの整備が始まってきている。組織の存亡を左右する文書の管理は、企業のリスク管理という意味でより大切なものであり、「顧客情報が漏えいする」「バイタルレコードの紛失」といったリスクは増加の一途を辿っている。こんな状況にありながらも、NRセキュアが実施した調査によると、約8割の企業が、電子ファイルの機密度等の識別について、「運用ができていない」「ルールが無い」「個人任せ」という実態が浮き彫りになっている。膨大な作業工数や場当たり的なルールなど、セキュリティリスクの意識付けとツールの活用ができていないことが原因だとNRIセキュアは分析している。

 そのような課題を解決するのが、このたび両社からリリースされる「LanScope Cat6」と「SecureCube/Labeling」の連携ソリューションだ。NRIセキュアの「SecureCube/Labeling」は電子ファイル(Microsoft OfficeのWord、Excelなど)を作成し、社内のサーバーに「保存」する時点で、そのファイルの機密度をラベルとして付与することができる情報資産管理のためのソフトだ。

 一方、MOTEXの「Cat6」は市場で6年連続トップシェアを誇る資産管理・ログ監視ツールである。クライアントPC上のファイルの操作履歴を詳細にログ化し、監視する機能を有している。

 この両製品の連携により、「極秘」「社外秘」など情報の機密度を付与した電子ファイルに対して、クライアントPCでどのような操作を行ったのかを「LanScope Cat6」でログ化し、管理することができる。機密文書や顧客情報として指定した重要な電子ファイルが正しく取り扱われているかどうかの記録を残すことが可能となり、社内にある電子ファイルの機密度の棚卸しから所在・変更履歴管理までを一括して実施できるというわけだ。また、万が一情報の持ち出し、紛失が発生した際にも「LanScope Cat6」の「Webコンソール」から3クリックで持ち出し経路を特定することができる。

 協業の一環として、全国主要都市にて共催セミナーを予定している。情報資産管理に課題をもつ企業にとって必見の内容だ。 



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