アイティフォー(東川清社長)は、系統債権管理回収機構(系統サービサー、冨岡功社長)から、債権回収会社(サービサー)向け債権管理システム「TCSサービサーシステム」を受注したと発表した。12年3月の稼働を予定している。

 「TCSサービサーシステム」は、債権の督促を効率化するシステムで、法務省の事務ガイドライン改正にも対応したパッケージソフト。債権を効率的に回収するためのさまざまな機能を搭載し、顧客の現状を一画面で管理できる「基本属性管理」、時効・入金約束などの管理を行う「期日管理機能」、即座に顧客情報を探し出すことができる「検索機能」などを備える。また、今回受注したシステムには、債務者本人と保証人の関係、保証人と保証人の関係を検索できる「保証人連携検索機能」をカスタマイズで搭載している。

 システムから出力する帳票の一部(法定帳簿1号-6号)は、全国サービサー協会が11年2月に主催した「自主ルール改正案説明会」で、サービサーが法務省へ提出する書類(法定帳簿)のサンプルに採用されている。

 これは、10年7月1日改正・施行の「債権回収会社の審査・監督に関する事務ガイドライン」によって、サービサーに一層の内部統制強化が求められるようになり、法務省に提出する法定帳簿への必要記載事項などが追加されたことから、サービサー協会が業界各社に周知するため作成したサンプル集。

 システムを「業界標準」に近づけるために、アイティフォーがサービサー業界に対して取り組んできたこれらの経緯が系統サービサーから評価され、採用に至った。