米シマンテック(エンリケ・セーラムCEO)は、物理環境、仮想環境の両方で最適なシステムバックアップ/リカバリを実現する「Symantec System Recovery 2011」が富士通(正已社長)の提供するパブリッククラウド「FGCP/S5(旧オンデマンド仮想システムサービス)」で採用されたと発表した。2011年10月から月額の従量課金で提供される。

 サービスを利用することで、企業は短期間のシステム構築や技術検証時に、製品ライセンス購入なしで、高速のデータ、システムバックアップ/リカバリを手軽に利用できる。

 今後は自社内で「System Recovery」を利用しているユーザー企業に対して、クラウドを活用したサービスを提案する。社内システムのバックアップデータを「FGCP/S5」のデータセンターサーバーで管理することで、社内のシステムをクラウド上で瞬時に復旧するサービスの展開を計画している。これによって、災害復旧時のダウンタイム削減と目標復旧時間(RTO)の達成、事業継続を支援する。

 シマンテックは2010年2月に富士通とのグローバルレベルの戦略的パートナーシップを発表。「FGCP/S5」を通じてシマンテックのソリューションを提供するのは、昨年のデスクトップ、サーバ向け統合セキュリティ「Symantec Endpoint Protection」に続くもの。「FGCP/S5」は昨年10月に国内で提供を開始し、今年からオーストラリア、シンガポール、米国、英国、ドイツの5か国でも展開している。(鍋島蓉子)