マルチメディア系の組み込みソフト開発を得意とするビスタポイントテクノロジー(町幸夫社長)は、自社開発の組み込みソフトプロダクトの開発に力を入れている。有力視している分野は、テレビ向けのセットトップボックス(STB)領域で、台湾メーカーなどと組んで世界市場への売り込みを進める方針だ。

情報の橋渡し役の中核担う

町幸夫社長
 国内のテレビ向けSTB市場を巡っては、DRM(デジタル著作権管理)絡みの規制が厳しく、STBベンダーが進出する余地は決して大きくなかった。だが、世界的にみれば、テレビ放送のデジタル化やネット系のコンテンツとの融合、スマートデバイスとの連携が急ピッチで進んでいる。

 町社長は、「STBは家庭内の情報の橋渡し役を担う中核的存在になる」とみており、アプライアンス型ホームサーバーをイメージしている。これまでは受託方式でのソフト開発のウエートが大きかった同社だが、今後は強みとする独自のSTB向け組み込みソフト開発を主力に据えることで、グローバル市場での成長を目指す。(安藤章司)