札幌市のソフトウェアベンダー、ビズポイント(大野真澄社長)は、このほどマイクロソフトのクラウドサービス「Windows Azure」に対応した原価管理型の日報管理システム「Icolle(アイコレ)」の販売を開始した。

 「アイコレ」は、日報を管理することと同時に原価も把握でき、管理者だけでなく担当者も原価状況を知ることができるシステム。製品設計時から日本マイクロソフトのエバンジェリストらと技術情報を交換してきた。中堅・中小企業では煩雑になりがちな原価管理を、日報ベースで管理できる。日々の原価管理をすることで、直面している課題や問題の改善、注意・指導を的確に行うことができ、これによって原価低減・利益確保を実現する。

 「アイコレ」の作業日報は、担当する業務や作業、作業時間など、必要事項を日誌にコメントするだけで記録できるシンプルな画面で、担当者が手間をかけずに運用できる。コメントには、その日に発生した問題点や相談内容などを自由に登録できるので、上長がきめ細かなコミュニケーションとフォローができる。

 また、経験年数や能力によってスタッフの給与が一律でない職場の場合、1時間当たりの原価を個別に登録することで作業時間と作業原価を把握し、実質原価を可視化することができる。大野社長は、「受注した案件が最終的に利益が出たかを把握することはできるが、仕掛かり中の案件で利益が出そうなのか赤字になるのかは把握しにくい」と中堅・中小企業の課題を指摘。アイコレでは、案件単位・作業単位に受注金額・予算金額を登録し、作業原価と比較することで進捗管理とあわせて原価管理ができるという。

 アイコレは、クラウド型システムでサーバー不要で初期費用は0円。利用料金は、10ライセンスまでで8400円(税込)からで、カスタマイズにも対応する。オービックビジネスコンサルタントや、ピー・シー・エーの給与システムとの連動も可能だ。(谷畑良胤)