富士通と米マイクロソフトは、マイクロソフトの「Windows Azure Platform」を活用したパブリック・クラウドサービス「Fujitsu Global Cloud Platform FGCP/A5 Powered by Windows Azure(FGCP/A5)」を、8月1日から本格的にスタートする。富士通が誇る国内最高水準のデータセンター(DC)である「館林システムセンター」をベースとするもので、国内で初めてのWindows Azureサービスの提供拠点となる。

 「FGCP/A5」は、昨年7月に両社が合意した戦略的協業に基づく成果の第一弾。今年4月から先行ユーザー20社に試験的なサービスを始めており、今年8月に正式な商用サービスを開始する。富士通では、専門知識をもった担当者が日本語サービスデスクを24時間体制で提供するなど、「富士通独自の高品質なサポートサービスの提供」(富士通の工藤義一執行役員常務)を強みとする。

握手を交わす富士通の工藤義一執行役員常務(右)と米マイクロソフトのエリック・キッド・ジェネラルマネージャー、日本マイクロソフトの樋口泰行社長(左)

 米マイクロソフトは、「Windows Azure Platform」で米ヒューレット・パッカードや米Dellなどとも提携関係にあるが、富士通がパートナーのなかではいち早く本格商用サービスを開始した。来日した米マイクロソフトのエリック・キッド ジェネラルマネージャーは「スピードが速かった」と評価する。日本マイクロソフトの樋口泰行社長は、「今後、よりいっそう拡大が見込まれる国内パブリッククラウド市場でのシェア拡大を急ぐ」と、富士通をはじめとするパートナーとともにビジネスを推進していく考えを示した。

 富士通では、向こう5年で大手ユーザー企業約400社、中堅・中小企業とISV(ソフト開発ベンダー)合わせて5000社のユーザーを、「FGCP/A5」サービスで獲得する目標を掲げている。(安藤章司)