富士ゼロックス(山本忠人社長)は、5月1日、国立大学法人の東京大学情報基盤センター(石川裕センター長)が3月に運用を始めた教育用計算機システム「ECCS2012」向けに新プリント環境を提供した。

 ECCS2012は、東京大学の学生と教職員が教育・研究に利用するコンピューターとネットワークで構成した情報システム。教育研究用の端末と複合機は、本郷キャンパスの情報基盤センターや駒場キャンパスの教養学部情報教育棟など、本郷と駒場、柏キャンパスの図書館と教室に分散して配置している。これらの端末や複合機は、授業での利用だけでなく、自習や論文・資料の作成、情報収集などで利用している。

 東京大学情報基盤センターでは、年間100万ページ以上の紙を印刷しており、これまでのプリント環境では利用可能時間内にしか印刷できなかった。

 ECCS2012では、時間や場所に制約されずに、学内や学外で、学生や教職員が必要なときにプリントができるようにした。教育研究用端末から出力指示した文書は、新たに導入した28台のどの複合機でもプリントできる。ECCS2012向けのオンデマンド・ネットプリント用ドライバを端末にインストールすれば、利用者が持ち込んで学内ネットワークに接続したパソコンや、学内研究室や自宅などのパソコンからでも、ECCS2012の複合機に出力指示ができるようになった。

 さらに、コンビニエンスストア「セブン-イレブン」のマルチコピー機でも印刷できるようにした。教育研究用端末からは、ECCS2012内の複合機からプリントするか、セブン-イレブンのマルチコピー機からプリントするかを、アプリケーションの印刷画面で選択できる。(木村剛士)