京都市のスリーエース(井上太市郎代表取締役)が、4月からiPad向けアプリケーション「LibraryPlus」を提供している。FTPサーバー内にあるドキュメントファイルをダウンロードして閲覧できるツールだ。

 「Dropbox」や「Evernote」などのクラウドサービスではデータファイルを共有するには不安が残るし、海外製アプリは高機能で安価でも英語でわかりにくい。ビジネス向けの有料アプリはランニング費用が高い――。「LibraryPlus」は、こうした思いを抱えているユーザーに向けて売り出し中のツールだ。安価で高機能なLion ServerやNAS、レンタルサーバーなどのFTP機能を用意するだけで、データファイルを共有できる。

 iPadにダウンロードされていないファイルや更新されたファイルを、一目で区別できるように工夫。ダウンロードしたファイルは、フォルダ別に収納できる。また、テキストエディタで、公開する期限の設定情報をつくり、XMLファイルを特定のフォルダにアップロードすると、期限を迎えたデータが消去される仕組みを設けた。

 セキュリティは、特定のWi-fi環境以外での閲覧ロックや特定期間にファイルを更新しなかった場合の全削除、ログ取得などのカスタマイズに対応する。

 ファイルを共有するメンバーは20人から40人ほどを想定。価格は900円(現在キャンペーンで450円)。システム開発部二課の山元栄治課長は、「大学や専門学校での資料配付に活用されている。学生にiPadを購入させたある医療系専門学校では、40人の学生の情報共有に役立てている。『LibraryPlus』の導入以前は、カラーコピーで資料を配付していたので、コストがばかにならなかった」と話す。(信澤健太)