セキュリティ大手のトレンドマイクロ(エバ・チェンCEO)は、法人向けソリューション事業強化の一環として、クラウド環境に適したSSLサーバー証明書サービス「Trend Micro SSL(TMSSL)」を、6月29日に発売する。

大三川彰彦副社長

 SSLサーバー証明書は、ウェブサイトにインターネット上で送受信するデータを暗号化する「SSL」技術を採用し、セキュアな情報送信の証として使われる。「TMSSL」は、ユーザー企業1社あたり年間定額の使用料金で、SSLサーバー証明書を無制限で利用することができる。認証業務はトレンドマイクロが実施。提供するSSLサーバー証明書は、組織認証の(OV)と拡張認証(EV)のいずれも利用することができる。

 トレンドマイクロは、まず日本で「TMSSL」を発売。1年間で、既存顧客の大手企業を中心とする500社への導入を目指している。参考標準価格は年間40万円前後。今年後半には北米で発売し、2013年後半をめどに、ヨーロッパでの発売を予定している。

 大三川彰彦副社長は、「『TMSSL』は、単体の商材としてではなく、ソリューションの一コンポーネントとして提供する。当社が力を入れているサービス型ビジネスを伸ばすためのツールにしたい」と述べる。

ワイエル・モハメド エグゼクティブバイスプレジデント

 トレンドマイクロでグローバル営業を率いているワイエル・モハメド エグゼクティブバイスプレジデントは、「お客様の間で、単体の製品だけでなくプラットフォームを提供してほしいとの声が高まっている。今回、『TMSSL』を投入し、クラウド環境向けのセキュリティプラットフォームを包括的に提供できるようになった」としている。

 トレンドマイクロはグローバルで「TMSSL」を展開し、急成長中のクラウド向けセキュリティ市場を開拓する。(ゼンフ ミシャ)