ニュース

トレンドマイクロ、ネットワーク内の脅威を可視化するソリューション「Deep Discovery」を5月に発売

2012/04/24 20:07

 トレンドマイクロ(エバ・チェンCEO)は、企業ネットワーク内の脅威を可視化するネットワーク監視ソリューション「Deep Discovery」の受注を5月21日に開始する。

 特定の企業や組織への標的型攻撃をはじめ、ユーザー企業ごとに異なる脅威の特徴を解析し、脅威の早期発見を図る仕組み。企業のネットワーク上にアプライアンスを設置し、通信するパケットやメールに添付されたファイルを監視・解析することで、不正プログラムによるウイルス感染など、企業内に潜在する脅威を可視化する。システム管理者は、管理画面でリアルタイムに攻撃元のサーバー情報や被害を受けた端末を把握し、定期的に自動生成されるレポートで必要な対策を確認することができる。

 解析システムは、パターンファイルやルールベースの検知に加え、仮想環境で不正な疑いのあるファイルを実行し、対象のファイルが通信するサーバーの信頼性や新たに作成する別のファイルを解析して危険性を評価する。解析したファイルの情報を「Deep Discovery」内のブラックリストにフィードバックすることによって、監視の精度を向上する。さらに、トレンドマイクロの専門エンジニアが「Deep Discovery」で収集したログをもとに分析したレポートの提供をオプションとして用意する。

 トレンドマイクロは、今後1年間の販売目標を10億円としている。(ゼンフ ミシャ)
  • 1

関連記事

大手セキュリティ3社 2012年度の戦略は「SMB」がカギ

トレンドマイクロと大塚商会、中小企業向けのサイバー攻撃対策で協業

トレンドマイクロ、ソリューション事業を強化、2016年に日本での売り上げを780億円へ

トレンドマイクロ、クラウド型セキュリティサービスのパートナー施策順調、アフィリエイトも開始

<いまさら聞けないキーワード>アプライアンス

外部リンク

トレンドマイクロ=http://jp.trendmicro.com/jp/home/index.html

週刊BCN特別連載企画
「パートナーと伴奏し、新たな価値を共創するネットワールド」

連載第1回 トップに聞くビジネス戦略とパートナー支援

× こちらから>>

連載第2回 オンプレミスの知見を生かした「クラウド移行の最適解」

× こちらから>>

連載第3回 複雑なセキュリティに対し充実したサポートと検証環境を用意、今後はAI保護に注力

× こちらから>>

連載第4回 AIビジネスの立ち上げを支援 企業独自のデータを取り込み課題を解決

× こちらから>>

連載第5回:先進製品の取り扱いやソフトのクラウド販売を支援

× こちらから>>