インターネットイニシアティブ(IIJ、鈴木幸一社長)は、ASP・SaaS・クラウドコンソーシアム(ASPIC)が主催する「第6回ASP・SaaS・クラウドアワード2012」で、「IIJ Raptorサービス」がニュービジネスモデル賞を、「松江データセンターパーク」がベスト地域貢献賞を受賞したと発表した。

 「ASP・SaaS・クラウドアワード」は、総務省などの後援の下、日本国内で提供されているASP・SaaS・クラウドサービスとデータセンター(DC)、それらを利用するユーザー企業のなかから、優秀なサービスや企業をASPICが選定して表彰する制度。第6回となる今回は、112件の応募のなかからサービスの先進性やDCの地域への貢献などが高く評価され、ニュービジネスモデル賞とベスト地域貢献賞を受賞した。

 「IIJ Raptorサービス」は、一つのプラットフォームでくりっく365、大証FX、OTCの3市場に対応した独自開発のFX取引システムを提供するSaaS。ハイブリッドメモリデータベースを採用し、毎秒1000件以上の約定処理ができるほか、従来のシステムでは1分程度かかっていた値洗い処理を1秒程度まで短縮する。また、利用者の取引チャネルとして、ウェブ、モバイル、注文取引に特化したリッチクライアント(クライアントソフトウェア)の3種類を標準で提供する。

 「松江データセンターパーク」は、商用としては国内で初めて外気冷却コンテナユニットを採用したDC。自社のクラウドサービス「IIJ GIOサービス」のファシリティとして、11年4月に島根県松江市に開設した。IIJが独自に企画・開発したコンテナユニット「IZmo(イズモ)」に、工場で機器を搭載した後、サーバーを搭載したまま運搬・設置することで、構築期間を大幅に短縮。また、外気冷却コンテナユニットを採用することで、消費電力を40%削減している。