ソフトバンクグループは、7月11日、法人向けイベント「SoftBank World 2012」を開催した。基調講演にソフトバンクの孫正義社長が登壇し、iPhoneとiPadによるビジネス革新をアピールした。

 「戦うためには武器が必要」。基調講演で孫社長はこう切り出して、iPhoneとiPadを武士の小刀と大刀にたとえ、「武士が刀を2本持っていたように、ビジネスパーソンもiPhoneとiPadの両方を携帯することで情報武装を」と訴えた。

 そして「企業の全社員がiPhoneとiPadを持つことによって、ワークスタイルが変わる」として、ソフトバンクグループの全社員2万人に支給して変革を実現していることや、ANAグループが全客室乗務員に、また野村証券が営業担当者8000人にiPadを支給している事例を挙げた。

 さらに、ソフトバンクの携帯電話回線の接続問題を払しょくするため、周波数900MHz帯の「プラチナバンド」の免許を取得して、7月25日にサービスを開始することを説明。「全国各地で、従来の4倍のスピードで基地局の開設工事を進めている」と述べた。

 孫社長がiPhoneとiPadによるビジネス革新を訴えたのは、「日本は世界のなかで競争力を失いつつある」と認識しているから。孫社長は、「世界で戦うには情報武装が必要」と述べ、基調講演を締めくくった。(佐相彰彦)

孫正義社長