大塚商会(大塚裕司社長)は、8月1日、2012年度(12年12月期)上期の連結業績を発表した。売上高が前年同期比6.9%増の2663億9200万円、営業利益が21.1%増の168億9100万円、経常利益が21.6%増の173億9400万円、最終利益が26.9%増の99億3000万円だった。上期ベースの売上高は過去最高で、利益は全指標で前年同期の数値を大幅に上回った。1人あたりの売上高は7.7%増の3220万円で、過去最高を達成した。

 事業セグメント別の売上高は、システムインテグレーション(SI)事業が前年同期比8.4%増の1531億200万円、サービス&サポート(S&S)事業が5.5%増の1129億5600万円、その他事業が55.7%減の33億3000万円。SI事業は「小口案件の積み上げ」(大塚社長)で伸ばし、S&S事業はオフィスサプライの販売事業「たのめーる」が好調だったことなどが貢献した。

 主要ハードの販売実績は、複写機が「まずまずの成長」(大塚社長)で、前年同期比9.5%増の1万7733台。サーバーは1.3%増の1万9794台、パソコンは2.5%増の36万1177台となった。「サーバーとパソコンは6月に若干の買い控えが発生し、第2四半期だけをみればマイナスだった」(大塚社長)という。

 好調な業績を受けて、期首に発表した通期見通しを上方修正した。売上高が前年度比5.2%増の5029億円、営業利益が15.2%増の266億円、経常利益が17.1%増の273億円、最終利益が19.8%増の152億7000万円。売上高は99億円積み増し、創業以来初めて5000億円突破を掲げた。

 大塚社長は「経済は緩やかに上向いており、中小企業のIT投資も底堅いと感じている。下期も不透明な部分はあるが回復基調で、企業のIT・設備投資はもち直すだろう」と市況感を述べた。(木村剛士)

大塚裕司社長