シネックスインフォテック(松本芳武社長)は、9月5日、東京・江東区でプライベートイベント「SYNNEX IT Conference 2012 TOKYO」を開催した。

 イベントでは、松本社長が「お客様と共に成長するSynnexInfotecの戦略」と題して、同社の方向性を説明。「低価格のサービスが次々と台頭してくるというのは、物販を生業としているディストリビュータにとっては脅威」と、SaaSやIaaS、PaaSなど、「as a Service」を称するさまざまなクラウドサービスを提供しなければならない状況を説明した。ハードでは、「サーバーやストレージなどの単位ではなく、システム全体を統合する必要がある」と、ディストリビュータが変わらなければならないと訴えた。

 市場の変化のなかで、シネックスインフォテックは社内ERP「CIS」を今年2月に稼働。このシステムによって、「ビジネスの可視化、業務の迅速化、価値の創出を実現した」という。昨年12月には、見積もり業務や受注業務を専門に手がける「インサイドセールスセンター」を立ち上げて業務を効率化。営業担当者が販社を訪問する回数を増やしてコミュニケーションを活性化するなど、販社とのパートナーシップを深めることで新しい製品・サービスを創出する体制を整えた。

 また、ディストリビュータがクラウドサービスに関わる方法の一つとして、「販売パートナーがクラウドサービス事業を手がけられる基盤を提供すること」を挙げた。米国では、販社がクラウドサービスを提供するビジネスモデルの構築が進んでいることから、日本でも構築に着手する。(佐相彰彦)

松本芳武社長