デル(郡信一郎社長)は、9月12日、ストレージ・ブレードアレイの新製品「Dell EqualLogic PS-M4110」を発売した。

 ブレードきょう体に収納できる高パフォーマンスのストレージアレイ。1アレイあたり最大で14TB、きょう体内の1ストレージグループあたり最大で28TBまでデータを保存できる。きょう体外の単一グループ内のストレージでは、最大で約2PBまでの拡張に対応。米デル エンタープライズ・ストレージ プロダクト・マーケティングのトラビス・ビジル エグゼクティブ・ディレクターは、「利用できる容量は、競合ストレージの約2倍に上る」としている。

「Dell EqualLogic PS-M4110」を紹介するトラビス・ビジル エグゼクティブ・ディレクター

 高度な仮想化機能や自動ロードバランシング機能によって、パフォーマンスの向上とストレージ運用コスト削減を実現する。構成の異なる四つのタイプを用意し、価格は最小構成で265万円から。

 「Dell EqualLogic PS-M4110」は、ブレードエンクロージャ「Dell PowerEdge M1000e」のきょう体内で、ブレードサーバー「PowerEdge M420」、ブレードサーバースイッチ「Dell Force10 MXL」と組み合わせる「デル・コンバージド・ブレード・データセンター・ソリューション」としても提供する。単一のブレードきょう体内にサーバー、ネットワーク機器、ストレージを統合することで、エンタープライズクラスに対応するエンド・ツー・エンドのデータセンターを構築することができる。

 「Dell EqualLogic PS-M4110」と「デル・コンバージド・ブレード・データセンター・ソリューション」は、SAN(ストレージ・エリア・ネットワーク)とホスト、アプリケーションを統合するソフトによってセキュリティなどを補完する。標準搭載なので、追加のライセンス料金は発生しない。

 発表会で、デル エンタープライズ・ソリューション統括本部エンタープライズ・プロダクトセールス・グループの小島由理夫本部長は、「デルはこれまで直販が軸だったが、今後、ストレージに関してはチャネル販売に力を入れる。これは、他社サーバーの環境にデルのストレージを導入してもらうためだ」と販売戦略を説明。パートナーについては、「SIerに加えて、フィナンシャルパートナーを増やしていく。顧客に試験的に導入していただき、気に入ってもらって購入・リースにつなげたい」と説明した。(真鍋武)

デル エンタープライズ・ソリューション統括本部エンタープライズ・プロダクトセールス・グループの小島由理夫本部長