東芝ソリューション(TSOL、河井信三社長)は、11月8~9日、ユーザー企業向けのプライベートイベント「東芝ソリューショングループフェア 2012」を東京・台場で開催した。イベントでは、基調講演やセミナー、TSOLのソリューションを紹介する展示会が行われた。

 冒頭、河井社長が「変革に取り組む、東芝ソリューションの事業戦略」と題して基調講演。ITのトレンドとして「モバイル」「クラウド」「ソーシャル」「ビッグデータ」を挙げ、「これまでは、企業にITが広まった後で消費者にITが普及していった。しかし、現在はコンシューマライゼーションが起き、産消逆転のかたちで個人から企業への方向でITが発展している」と指摘。そのうえで、TSOLの事業戦略として、スマートコミュニティ、ストレージ、クラウド、BtoBソリューションを紹介した。 

河井信三社長

 スマートコミュニティでは、「ITプラットフォームやクラウド基盤のなかに、スマートコミュニティに向けたアプリケーション群をつくり提供していく。また、グローバルで実績のあるスイスのランディス・ギア、IBM、オーストラリアのハンセンテクノロジーズなどと協業して、ソリューションを開発していく」とした。

 ストレージでは、今年8月に発売した東芝製フラッシュメモリ搭載のフラッシュアレイストレージ「Violin 6000シリーズ」などを紹介し、「低価格・大容量のニアラインストレージを近いうちに発表する予定で、大容量で高性能のストレージも開発中だ」と今後の展開に言及した。

 クラウドでは、ペタバイト級のデータを高速で処理できるクラウド基盤や、東芝のDCとパブリッククラウドのリソースを最適に割り当てるオーケストレータを開発。BtoBソリューションでは、パッケージ型製品の提供に力を入れ、これまで中国が中心だったオフショア開発先を、インドやベトナムに拡大していくとした。(真鍋武)