ジェネラル・マネージャ
グローバル成長市場の責任者を務めるケネス・アレドンド・ジェネラル・マネージャは、「パッケージソフトの販売に加え、今後はMSPやクラウドサービス事業者などと組んでサービスとしてSMBに広めることにも力を入れていく」という考えを示している。
伸びる地域と捉えているのがアジアで、「中国を最も成長する市場と想定し、SIerのトレーニングを強化してオンプレミス型のシステム提供を拡大する」としている。日本については、「成熟市場」とみているものの、「ほかの地域に比べて販売網が確立していることを踏まえれば、日本のビジネスモデルを、ほかの国でも活用できる」という。
さらに、「クラウドサービスを提供する日本のベンダーと協業するなど独自のアライアンスも進める」としている。一例としてCAのバックアップ製品「CA ARCserve D2D r16」を、富士通がクラウドサービス「FGCP/A5 Powered by Windows Azure(FGCP/A5)」の連携製品として採用。「ARCserve D2D r16」を、ソフトウェアとクラウドサービスの両方を備えた“ハイブリッド型”で提供する体制を整えている。
アジア地域の売上高については具体的に明らかにしていないものの、「日本のIT市場全体の成長を1ケタとみる予測があるが、当社はそれよりも大きな成長を見込んでいる」と自信をみせる。(佐相彰彦)