日本コンピュータシステム販売店協会(JCSSA、大塚裕司会長)が、1月22日、都内で恒例の新春特別セミナーを開催した。大手ハードメーカー7社が2013年の製品展開や販売戦略を披露したなかで、キーワードになっていたのは「クラウド」と「タブレット」。IT市場の裾野拡大の切り札としての期待は大きい。

 NECの國尾武光執行役員常務は、「クラウドによって、一般消費者向け、企業向けを問わず、社会のさまざまなシーンにスマートデバイスが浸透している」と指摘したうえで、市場のニーズに応える製品として、今年3月に出荷予定のWindows8搭載タブレットPCなどを紹介。「Windows資産を快適に使いこなすことができ、通信機能もすぐれている。革新的な技術の開発にチャレンジして、JCSSA会員の皆さんに拡販していただける製品をラインアップする」とアピールした。

 富士通の齋藤邦彰ユビキタスビジネス戦略本部長兼パーソナルビジネス本部長は、「今年はタブレットにフォーカスする」と明言。「タブレットがITビジネスの市場や利用シーンを拡大した。小売業の商品告知や伝票類、教育現場での活用といったIT未活用分野の開拓と、既存IT機器の置き換えの二本柱で拡販していく」と方針を説明した。

 一方、日立製作所の佐久間嘉一郎執行役常務情報・通信システムグループ情報・通信システム社プラットフォーム部門CEOは、「タブレットの普及などでさらに需要が拡大する高品質なプラットフォーム製品に注力する」と方針を説明し、クラウド型ストレージソリューションの導入事例などを紹介した。

 このほか、レノボ・ジャパン、日本ヒューレット・パッカード、ソニーマーケティング、東芝の幹部が登壇。製品・技術の優位性を示しながら、販売会社との連携の重要性を強調した。(本多和幸)

「タブレットがITビジネスの市場やITの利用シーンを拡大した」との指摘もあった