6月7日、一般社団法人の日本コンピュータシステム販売店協会(JCSSA、大塚裕司会長)が、恒例のサマーセミナーを開催した。慶応義塾大学講師で、一般財団法人竹田研究財団の竹田恒泰理事長が、「日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか~日本のよいところを日本人が見直すべきとき~」と題して講演した。

 冒頭、竹田氏は、「日本は国際的に評価が高い。信頼されている」として、行き届いたサービスや繊細な技術などが世界で認められていると説明。さらに、「東日本大震災によって変わった。世界でも日本人の震災後の行動が高く評価された」と述べた。

 そして「自然観、死生観、歴史観の三つの価値観が重要」として、「例えば、10万円をもらって15万円のものをつくるのが日本人、10万円きっちりのものをつくるのが欧米人」と指摘。日本人は労働を大切に思っているが、欧米人は罰と考えているという価値観の違いを説明した。また、「これまでは、欧米のやり方がグローバル標準と思われていたが、実は日本型経営が再評価されている」として、その根拠に欧米の転職率が30%以上なのに対して日本が3%であること、また最近になって海外メーカーが日本に工場を建設するようになっていることを挙げた。

 最後に、世界のなかで日本のあるべき姿を語り、「厳しい状況のなかでは目先の数字を追いかけがちだが、改めて日本のよさを認識することが重要なのではないか」と締めくくった。(佐相彰彦)

竹田恒泰氏