グリーンハウス(小沢武史代表取締役)は、オフィスや工場、店舗などで使用電力を監視するシステム「スマートグリーン」を、3月上旬に発売する。センサを用いて電力の使用量を測定し、クラウド上でリアルタイム処理するものだ。電力使用状況を可視化することによって、効率のよいエネルギー使用を実現し、電気料金の削減を図ることができる。

 「スマートグリーン」は、事業所向けエネルギー管理システム(BEMS)に利用できる電力監視ソリューションだ。照明や空調などの機器に消費電力量を測定するセンサを設置し、専用のゲートウェイ経由で電力使用のデータをクラウドに送信する。クラウド上でデータをリアルタイム処理し、電力使用を可視化して、ユーザー側の情報端末に送る、という仕組みになっている。

 ビル管理者をはじめとするユーザーは、「スマートグリーン」を活用することによって、電力を監視・制御し、エネルギー使用の効率を上げるとともに、電気料金の削減を実現することができる。パソコンだけでなく、スマートフォンやタブレットからも監視・制御を行うことが可能だ。

 現在の電気料金制度は、「デマンド時限(30分間)」の最大ピーク値平均を基に算出される「契約電力」を基準とする「基本料金」と、電力使用量で決まる「電力量料金」によって計算される。このデマンドのピーク値を下げ、契約電力を削減することが電力コスト削減に効果を発揮する。

 「スマートグリーン」は見やすい監視画面を用意し、現在の電力値や最大需要電力を表すデマンド予測値、温度を表示。そのほか、電力量の予測をグラフによって表示する。デマンド予測値のしきい値を超える場合は、機器を自動的に制御し、メールで管理者に通知する機能を備えている。さらに、照明や空調のオン/オフを遠隔から行うことができる。

 グリーンハウスは、「スマートグリーン」のクラウドサービスに追加して使うことができるデバイスとして、詳細な電力消費量を把握するための「電力監視用OAタップ」や、照明のオン/オフの詳細管理ができる「無線調光型LED蛍光灯」などを、4月下旬に発売する。(ゼンフ ミシャ)