デル(郡信一郎社長)は、3月6日、2014年度(2013年2月~2014年1月)の事業戦略を発表した。「クラウド」「セキュリティ」「製品・サービス」を重点分野として、デバイス、サービス、ソリューションをワンストップで提供する体制をさらに強化する。

 郡社長は、クラウドに関する取り組みについて、「米国で高い評価を受けているホステッドプライベート・クラウドサービスを今年度中に日本でも提供する」と明言。その背景を「長年にわたって顧客のプライベートクラウド構築をサポートしてきたなかで、デル自身にクラウド環境を提供してほしいという要望が多かった」と説明した。

 セキュリティについては「お客様の複雑なセキュリティ対策をシンプルに」、製品・サービスについては「お客様に最適なIT環境をエンド・トゥ・エンドで提供」をテーマに、ラインアップの拡充や、より包括的なソリューション提供を推進する。

 デルは2013年のストレージ戦略で、パートナーによる間接販売の比率を現状の40%から50%まで引き上げる方針を明らかにしているが、郡社長は「2013年度からの継続だが、ソリューション全般でパートナーによる間接販売比率は上げていくことになるだろう」と見通しに触れた。

 米デルの株式非公開化については、「日本の事業に影響はない。非公開化は戦略を加速的に進めるための措置で、四半期ごとの業績にとらわれることなく、中長期的な視野で戦略を立案・遂行していくことが可能になる」(郡社長)として、メリットを強調した。(本多和幸)

2014年度の事業戦略を説明する郡社長