中小企業向けITサービスを提供するKDDIまとめてオフィス(佐藤司社長)は、全国でのビジネス展開に取り組む。4月1日付けで、広島県、大阪府、愛知県、宮城県の4か所に営業拠点を開設。2015年度をめどに、売上高を現在の約1500億円から3000億円に引き上げる。

KDDIまとめてオフィスの佐藤司社長

 KDDIの子会社、KDDIまとめてオフィスは、従業員100人未満の企業を中心に、通信サービスからOA機器までのオフィス設備を統合的に提供している。設立は2011年で、この2年間、導入実績が順調に伸びたことを追い風に、営業体制の拡大を決断した。

 発表記者会見で、佐藤司社長は「首都圏に加えて、関西・北陸、中部、北海道・東北、中国・四国・九州のエリアで活動する地域会社4社を設立し、全国できめ細かなサポート体制を整える」と拠点整備の意義を説明。売上目標3000億円の内訳は、各種通信サービスが2500億円、OA機器提供など、その他のサービスが500億円だ。

 KDDIまとめてオフィスは、中小企業でオフィス設備をワンストップで提供するサービスの需要が旺盛と捉えている。新しい営業体制によって、NTTグループなどの競合キャリア系や、大塚商会をはじめとする中小企業に強い商社などをコンペティターとして市場開拓に動く。(ゼンフ ミシャ)