日本ヒューレット・パッカード(日本HP、小出伸一社長)は、4月4日、HP-UX上のデータベースを従来より3倍高速化するリファレンスモデル「HP SuperDB」を発表した。これに伴い、「HP-UX」の最新アップデートをリリースし、サーバー製品のアップグレードキャンペーンを展開する。

 「HP SuperDB」は、HP-UX搭載のミッションクリティカルシステム向けの最新サーバー「HP Integrity Superdome 2(HP Superdome 2)」と、スケールアウト型ストレージプラットフォーム「HP 3PAR StoreServ Utility Storage」を組み合わせたリファレンスモデル。

 2008年モデルと比較してコア単位で3倍の性能向上を実現し、データベースシステムのパフォーマンス向上データベースライセンス数も3分の1に削減する。また、コア性能の向上によって、従来のサーバー「HP Superdome」4台分を「HP Superdome 2」1台に集約できる。データベースやサーバーの保守費を削減し、導入費用は2~3年で回収できるという。

 導入促進に向けて、「HP Superdome」など、従来のHP製サーバーを525円で「HP Superdome 2」にアップグレードするキャンペーンを9月末までの期間限定で実施する。適用条件は、「HP Superdome 2」のセルブレードを3枚以上購入すること。

 「HP-UX」の最新アップデートでは、仮想化技術として新たに「ダイナミックメモリー」機能を提供。システム稼働中に仮想サーバーに割りあてられている物理メモリを追加・削除できるようになった。最新OS「HP-UX 11i v3」は各機能を完全モジュール化しているので、OS全体ではなく機能ごとにアップデートできる。

 発表会では、手島主税ビジネスクリティカルシステム事業本部長が「スクラップ&ビルド型システムから、いったん投資した資産を最大限に活用しながら、新技術をタイムリーに利用できる持続的成長型のシステムが求められる時代になっている。『HP SuperDB』は、『HP-UX』資産を簡単に高速化できるノウハウで、まさにそうしたコンセプトにもとづいて開発した」と話し、現行バージョンOSについては半年ごとに機能を追加する方針を示した。(本多和幸)

手島主税・ビジネスクリティカルシステム事業本部長