サイボウズ(青野慶久社長)と日本インフォビューテクノロジス(日本インフォビュー、スブラマニア・ナタラジャン社長)は、サイボウズの提供する業務アプリケーション構築クラウド「kintone」をプラットフォームとしたSAPを拡張する連携ソリューションを発売した。

 基幹システムは、システムダウンによる業務停止のリスクを最小限に抑える必要があるので、非常に高い可用性と信頼性が求められる。しかし、高い信頼性を保つために制限があることや、カスタマイズにかかる開発費用の増加などの問題があった。

 「kintone」は、簡単に導入できるというコンセプトにもとづいて開発され、現場業務のサポートを柔軟にシステム化することができる反面、大手企業の業務全体を最適化することには向いていなかった。そこで、両システムの長所を生かして、基幹システムとしてのSAPの信頼性と、「kintone」の柔軟性を組み合わせたソリューションを開発した。

 連携ソリューションは、SAPが処理する業務データを登録するためのインターフェースを「kintone」で作成し、SAPデータの登録・修正を簡便にする。また、通常の登録画面では何度もクリックやスクロールが必要なフォームを、「kintone」を使って登録しやすいように一か所に入力箇所をまとめたフォームを作成したり、必要項目に絞ったレイアウトにしたりできる。さらに、「kintone」の「モバイルビュー」によって、スマートデバイスからの登録にも対応する。

 データ連携は、「kintone」のAPIを介して行い、通常必要となるSAPのオプション開発費用を抑えて、TCO(総所有コスト)の削減と利用者の作業効率向上に寄与する。