埼玉県のSIer、システムインテグレータ(梅田弘之社長)のネット通販システム「SI Web Shopping」が、中国で売れている。中国でのビジネスパートナーである恒川系統軟件開発(上川著芳董事長)と協業して販売しているもので、納入件数は大手ユーザー企業を中心に10社余りに達する。

 ユーザーの中心は日本から中国へ進出する日系企業で、「日中の異なる商習慣の橋渡し」(上川董事長)をすることが、日系ユーザーから高く評価されているという。案件の中身をみると、ユーザーが単独でネット通販サイトで構築するケースや中国の大手ショッピングモールのテナントとして出店するケース、あるいは販売管理など、基幹業務系システムと連携させるシステムの構築(SI)ニーズがある。

恒川系統軟件開発の上川著芳董事長

 ぎくしゃくする日中関係が続くなど、政治的なマイナス要因はあるものの、上川董事長は「中国の消費市場は拡大を続けており、日系ユーザー企業の進出意欲も依然として強いものがある」と、ネット通販システム「SI Web Shopping」の販売に手応えを感じている。周辺SIも含めたネット通販関連事業は、すでに恒川系統軟件開発の売り上げの3分の1ほどを占めるまで拡大しており、上川董事長は「今後も伸ばしていきたい」と意欲を口にした。(安藤章司)