OKI(川崎秀一社長)は、ビデオ会議システム「Visual Nexus」に対応したタブレット端末向けアプリ「Visual Nexus Endpoint Mobile for Android」の提供を7月1日に開始した。法人市場で導入が進むタブレット端末を使ったコミュニケーションの活性化によって、ビデオ会議の用途を広げていく方針だ。

鈴木敦久 BU長
 OKIは「Visual Nexus Endpoint Mobile for Android」によってタブレット端末を使ったビデオ会議システムの新しい用途を提案しようとしている。

 想定しているのは、営業担当者が顧客先でタブレット端末を通じて社内のSEや専門コンサルタントと顧客を面談させる「遠隔コンサルティング」、工場などで現場責任者がタブレット端末を使って工場内の状況を本部と情報共有する「現場と本部間のコミュニケーション」、出張の多い担当者がタブレット端末を通じて社内会議に参加する「モバイル会議」、災害や事故の発生時に現地担当者がタブレット端末でビデオ会議に出席して対策を検討する「BCP対策」など。鈴木敦久・通信システム事業本部企業ネットワークシステム事業部ビジュアルネクサスBU長は、「ビデオ会議でタブレット端末を有効活用することができる」とアピールする。

 拡販策については、600社に達している「Visual Nexus」のユーザー企業にアプローチするほか、「コミュニケーションの活性化によるワークスタイルの変革を提案することで『Visual Nexus』の新規ユーザーも獲得する」としている。アプリの価格は、10ユーザーライセンスで25万円と低価格に設定しており、今後、OKIがタブレット端末の活用を促すことによって、いかに「Visual Nexus」のユーザー企業を増やすかがカギを握る。「今年度(2014年3月期)中に『Visual Nexus』のユーザー企業を累計1000社獲得することを目指している」としており、アプリ連携によって一気にユーザー企業を増やす方針だ。

 また、現段階ではAndroid OSを搭載したタブレット端末に限定しているが、今年12月にはiPadに対応したアプリの提供も開始する予定。さらに、近い将来にはスマートフォンに対応することも視野に入れている。「スマートデバイスの広がりをビジネス拡大につなげる」としている。(佐相彰彦)