東芝(田中久雄社長)は、8月22日、日本能率協会が主催する「GOOD FACTORY賞」で、NAND型フラッシュメモリの開発・量産拠点である四日市工場が「ファクトリーマネジメント賞」を、ノートPC自製拠点で主に高付加価値・高機能製品の開発と生産を担う東芝情報機器杭州社が「ものづくりプロセス革新賞」をそれぞれ受賞したと発表した。

 「GOOD FACTORY賞」は、製造での生産性や品質の向上、改善活動に成果を上げた日本企業の工場を表彰する制度で、11年に創設。日本と中国・アジア地域で、工場の生産性向上、品質向上などの体質革新活動に取り組んでいる事例に着目し、そのプロセスや成功要因、現場の知恵、働く人々の意識改革、社会的貢献などの内容を幅広く取り上げ、その成果を日本製造業の範として顕彰している。

 「ファクトリーマネジメント賞」は、総合的に工場運営のレベルが高く、全体にバランスの取れた「工場運営のよさ」を表彰する。四日市工場は、半導体メモリの急速な技術革新と市場拡大、競合とのし烈な競争に対応するために、世界一の最先端メモリ工場を目指す経営指標の工夫、日々の活動を支える従業員の計画的育成、ITを活用した生産性改善活動、環境対応に対する取り組みと実践などが評価された。

 「ものづくりプロセス革新賞」は、IE(経営工学)改善、ITの適用、品質保証、工程改善、SCM(サプライチェーン・マネジメント)改善、JIT(ジャスト・イン・タイム)、調達革新、物流革新、自動化など、工場・事業所の「ものづくりプロセス」を総合的に改善・強化している内容を表彰する。東芝情報機器杭州社は、ものづくりプロセスで、90日サイクルのプロジェクト活動をはじめ、積極的な人材育成、開発と製造部門の連携でPC用基板ラインと後工程の組み立てラインの同期化やITを駆使したQC、プロジェクト・マネジメント)活動、開発・製造の密接な連携活動を展開するなど、質の高いプロセス革新のためのマネジメントを展開していることが評価された。