東芝(佐々木則夫社長)は、PCの盗難や紛失の際の起動制御や、PC本体の消費電力量を管理するクライアント管理ツール「東芝スマートクライアントマネージャー(TSCM)」を開発した。企業向けノートPCの「dynabook」シリーズに搭載して、カスタムメイドメニューとして9月に発売する。

 IBMのIT管理ソフトウェア「IBM Tivoli Endpoint Manager」の技術と、東芝のセキュリティ&省電力技術を連携して開発した。起動時にサーバーと通信し、認証されない限り起動しないように制限をかけることができる。個々のdynabookに対して起動の可否を設定できるので、盗難されたり許可なく持ち出されたりしたdynabookの起動を禁止する。OSが改ざんされたときでも、ハードウェアが起動を制御して不正な利用を防ぐ。

 OSが理論値から算出する消費電力量ではなく、ハードウェアが測定する正確な消費電力量をサーバーに送信。サーバーは、企業内で使用しているdynabookの実消費電力を計測して見える化するので、電力ピーク時には、「dynabook」のAC電源からの電力供給を止めてバッテリで稼働するなど、消費電力を管理することができる。

 dynabook Satellite B652/B552/B452シリーズ、dynabook R752/R742/R732シリーズに搭載する。カスタムメイド価格は税込みで3150円。