富士通(山本正已社長)と、ペット向け保険事業を手がけるアニコム ホールディングス(アニコム、小森伸昭社長)は、動物病院向けクラウドサービスの開発・販売に共同で取り組む。

図解などを使い、医療をわかりやすく説明する(提供:富士通)

 アニコムは、近年、イヌとネコの飼育数が15歳未満の子どもの人数を超え、「ペットの家族化」が進んでいるとみて、ペット病気や感染症、ケガなどを予防・治療する動物医療の質の向上が求められると市場を分析。富士通と協業して、動物病院を支援するクラウドサービスの展開に乗り出す。アニコムのチャネルを活用して販売する。

 第一弾として、アニコムのグループ会社であるアニコム パフェが提供する動物病院向け顧客管理ソフトウェア「アニコムレセプター」に、富士通の電子カルテシステムなどを追加し、診療支援や経営支援の機能を強化。クラウド型サービス「アニレセ Fシリーズ」として、今年11月に発売する。

 サービスを利用する動物病院は、クラウド上に蓄積したほかの動物病院の統計情報を参照し、最新の治療技術や症例などを共有することができる。また、病気を動画や図解で表現する機能によって、難解な医療の説明を飼い主にわかりやすく説明できるようになる。

 両社は、2014年度(15年3月期)をめどに、複数の拠点をもつ病院の経営支援や、地域医療連携支援、診療手帳サービスなどを投入し、サービスのポートフォリオを拡充していく。(ゼンフ ミシャ)