Skeed(明石昌也代表取締役CEO)は、10月11日、初の海外拠点を欧州のルクセンブルク大公国に開設した。

 Skeedは、独自開発の高速通信プロトコルSSBPを用い、ストリーミングやモバイル回線に対応する大容量・高速データ伝送ソフト「Silver Bullet Suite」など、国内はもとより海外での長距離間転送や回線品質の悪い環境下で真価を発揮するネットワークソリューションを開発してきた。

 「Silver Bullet」は2011年6月の発売後、導入企業はすでに100社を超え、国内顧客企業の海外拠点間のデータ伝送だけでなく、海外企業での導入も進んでいる。当初から海外展開を視野に製品の英語版対応、海外での展示会出展などを通じてマーケティング活動を続け、今回、ルクセンブルクに最初の海外拠点を開設した。

 最初の海外拠点を欧州にしたのは、4G/LTEが普及しはじめ、モバイル上でデータやコンテンツの授受需要が伸びていること、VODなどのOTTや各種コンテンツビジネスが多く立ち上がろうとしていること、欧州と米国、欧州と日本やアジア間のデータ・コンテンツ伝送の需要が伸びていること、クラウドへのシフトが欧州内でも進んできていること――など、ネットワーク関連市場が活発化しており、Skeedのもつ独自技術の提供とパートナーシップの締結を推進するうえで、域内での活動基盤構築が強く求められていたことが理由だ。

 また、ルクセンブルクを欧州拠点として選択した理由としては、EU(欧州連合)の加盟国として政治・経済が安定しており、フランス、ドイツ、ベルギーに隣接し、主要都市へのアクセスにもすぐれたロケーションであること。近年ICT分野の誘致と推進に力を入れ、さまざまな国のサポートが受けやすく、官民一体となった事業の推進が可能なこと――を挙げている。

 Skeedは、この海外拠点をベースに、日本のソフトウェアベンダーとして、5年間で100億円の売上目標を掲げ、海外展開のための事業基盤整備への投資を加速する。