日本ネットワークインフォメーションセンター(JPNIC、後藤滋樹理事長)は、11月26日~29日の4日間、インターネットの基盤技術の基礎知識や最新動向を紹介するイベント「Internet Week 2013」を東京・秋葉原で開催した。総務省や文部科学省、経済産業省などが後援した。

 今年は「荒ぶるインターネットを乗りこなす」をテーマに、IPv6を取り巻く現状を紹介するセミナーなどを開催。インターネット技術者を中心に、昨年を200人上回る約2400人が参加した。

熱心に聴講する参加者たち

 最終日には、「Internet Today!」と題して、インターネットマルチフィードの吉田友哉氏がインターネットの最新動向を紹介。吉田氏はトラフィックの動向について、「スマートフォンのモバイルトラフィックが継続して増加している。急激なトラフィックの増減も観測されており、モバイルトラフィックは従来とは注意点が異なる」と説明した。ルーティングに関しては、「枯渇後もIPv4のルーティングは増加していく。IPv6も増加する」とした。

 インターネットセキュリティについては、「国際情勢に関わるサイバー攻撃は今年も確認された。フィッシングサイトなどには引き続き注意が必要だ」と指摘。IX(インターネットエクスチェンジ )については、「日本とグローバル全体で、増加率にそれほど大きな差はない。日本のIXの規模は世界の5分の1倍程度だ。IPv6の通信量はまだ1%未満で、これからの動向を注視する必要がある」とした。

インターネットマルチフィードの吉田友哉氏