クラウディアン(太田洋代表取締役)は、1月21日、NTT東日本(山村雅之社長)が提供するフレッツ光契約者向けオンラインストレージサービス「フレッツ・あずけ~る」のストレージ基盤に、クラウド・オブジェクトストレージ製品「Cloudian」が採用されたと発表した。

 「フレッツ・あずけ~る」は、写真や動画などのデータをインターネット経由でオンラインストレージに格納し、共有・閲覧ができるフレッツ光契約者向けのサービス。5GBまでは無料で、フレッツ光メンバーズクラブ、リモートサポートサービス、オフィスまるごとサポートの利用者は10GBまで無料。パソコン以外にも、スマートフォン、タブレット端末などからも利用できる。

 「Cloudian」は、一般的にハードウェア・アプライアンスとして提供される専用ストレージ装置とは異なり、汎用的なサーバーをハードウェアに利用するソフトウェアベースのオブジェクトストレージ製品。複数サーバーの多数の内蔵ディスクを一つの大きなストレージ領域として統合制御し、大量のデータを経済的に、信頼性を確保しながら格納する。

 「Cloudian」が採用するオブジェクトストレージ方式は、ディレクトリのような階層構造ではなく、フラットな構造にデータを格納する。データの移動などを柔軟に行うことができるため、利用者数やデータ量増加に迅速、柔軟に対応する必要があるサービスやシステムのストレージ方式として注目を集めている。オブジェクト単位のID(識別子)がURLで、インターネット経由でのデータの読み書きに適している。また、オブジェクトごとにダウンロード回数などのカスタマイズした属性情報を付与できる。

 こうした特徴から、「フレッツ・あずけ~る」のような大規模なウェブサービスのストレージ基盤に加えて、プライベートクラウドやエンタープライズITの分野でも、汎用サーバー2台という小規模からスタートし、データの増加とともに大容量に拡張できる低コストのストレージ基盤として活用することができる。