クラウディアン(太田洋代表取締役)は、1月30日、オブジェクトストレージ製品「Cloudian」の販売パートナーに新日鉄住金ソリューションズ(NSSOL、謝敷宗敬社長)が加わったことを発表した。「Cloudian」の販売パートナーが合計で10社となったことで、従来のソリューションプロバイダだけでなく、エンタープライズに向けた拡販体制が整った。

 「Cloudian」は、クラウドストレージシステムを構築するためのソフトウェア製品だ。複数の汎用サーバーにインストールすると、各サーバーの内蔵ディスクを仮想的に一つのストレージ領域として統合して、複数のユーザーが同時にデータを共有できるストレージシステムを生成する。汎用サーバーをハードウェアとして利用しながら、ペタバイト規模のデータを格納することができる拡張性をもつ。また、「Amazon S3」に準拠したAPIを備えており、「Amazon S3」と連携するアプリケーションやアプライアンスは、接続先を変更するだけで、「Cloudian」システム上で利用することができる。

 2011年3月の発売以降、国内では「ニフティクラウド」を提供するニフティや、「Biz ホスティング クラウド・エヌ」を提供するNTTコミュニケーションズなど、主にソリューションプロバイダに採用されている。

 クラウディアンは、エンタープライズへの販売を強化するために、パートナーを拡充している。今回、NTTソフトウェア、伊藤忠テクノソリューションズ、クリエーションライン、コアマイクロシステムズ、クララオンライン、科学情報システムズ、日本テレマティーク、TOUA、ソフトバンク・テクノロジーの9社だった販売パートナーにNSSOLが加わったことで、その拡販体制が整った。

 NSSOLは、「Cloudian」をストレージ基盤とするスマートデバイスを活用したサービスを提供するとともに、プライベートクラウドの基盤となるオブジェクトストレージ製品としてエンタープライズ向けに「Cloudian」を販売していく。(真鍋武)