日本事務器(NJC、田中啓一社長)は、3月12日、事業の拡大に向けてシステム開発環境の構築期間の短縮や効率化を推進するために、新たに開発基盤システムを自社開発するとともに、NEC(遠藤信博社長)の「UNIVERGE PFシリーズ」を採用して、ネットワークのSDN(ソフトウェアによるネットワーク構築)化を実現したと発表した。

 NJCの新たな開発基盤システムは、開発環境の構築の自動化や運用管理工数の削減を目的に、オープンソースのクラウド基盤ソフトウェア「CloudStack」を活用して開発。さらに、NECのOpenFlow対応製品「UNIVERGE PFシリーズ」を開発基盤システムのネットワーク基盤に導入することで、SDNの特徴であるネットワークの柔軟な構成変更を実現した。これによって、従来、開発環境を構築する際のネットワークリソース払い出しにかかっていた時間を、大幅に短縮することができる。

 NJCは、これによってサーバーやネットワークに関わる一連の構築作業をほぼ自動化。機器の調達から環境構築まで従来1か月ほどかかっていた開発環境の構築期間を、サーバーの仮想化によって約3日に短縮するとともに、SDNを採用することでさらに約3時間まで短縮し、サービス提供・運用のスピードアップや運用コスト削減、リソースの効率的活用を実現した。今後は、社内利用で培ったSDN環境下での開発ノウハウを生かし、顧客へSDNを活用したシステムを提案していく。