ブイキューブ(間下直晃社長)は、パイオニアの子会社で自動車メーカーなどにウェブ会議システムを提供するパイオニアソリューションズ(原清社長)を子会社化する。3月24日、パイオニアと子会社化に関する基本合意に至ったと発表した。5月1日に新体制を立ち上げる。

 2005年設立のパイオニアソリューションズは、オンプレミス型ウェブ会議市場で16.2%のトップシェア(富士キメラ総研調べ)をもつ。クラウド型ウェブ会議市場で首位のブイキューブは、パイオニアソリューションズの51%の株式を5億円で買い取り、合弁のかたちで事業を展開していく。新社名は「パイオニアVC(PVC)」とする。代表取締役社長にはパイオニアソリューションズ社長の原清社長が、代表取締役副社長にはブイキューブの間下浩之執行役員が就任する。

 3月24日に東京・中央区で開催した記者会見で、ブイキューブの間下直晃社長は、「両社はもともとあまり競合しない製品群と顧客ベースをもっているので、規模の論理を活用して『1+1=2』で国内シェアを拡大する」と表明。「自動車メーカーなどのニーズに特化したパイオニアソリューションズの技術力を生かして、カスタマイズに力を入れ、単なるウェブ会議からの脱却を加速する」として、ビジネスの拡大に意欲を示した。今後、両社の直販部隊と販売代理店網を活用し、クロスセルに取り組むという。

 パイオニアソリューションズの2014年3月期の売上高は15億円の見込みだが、営業利益は2億円5000万円の赤字見込み。子会社化によって利益の回復を図り、ブイキューブの期末である14年12月をめどに、営業利益・純利益の黒字化を目指す。(ゼンフ ミシャ)

ブイキューブの間下直晃社長