日立ソリューションズ(佐久間嘉一郎社長)は、4月9日、ケンブリッジ大学出版局が4月24日から英国で販売する初等教育向けの英語筆記学習教材『Penpals for Handwriting』シリーズの最新刊で、電子透かし技術で画像に2次元コードを埋め込む「活文 Photocode」を活用する実証実験を開始すると発表した。

 日立ソリューションズは、2012年4月から、電子透かし技術を利用して画像に2次元コードを埋め込み、スマートフォンやタブレット端末の専用アプリケーションで読み取ったユーザーを、特定のウェブサイトに誘導する「活文 Photocode」を提供してきた。これによって、印刷物とデジタルコンテンツの連携が実現する。

 今回、ケンブリッジ大学出版局と合弁で設立したグループ会社、ケンブリッジ・日立ソリューションズ・エデュケーションと共同で、ケンブリッジ大学出版局の英語筆記学習教材『Penpals for Handwriting』の最新刊『Penpals for Handwriting at Home』で、「活文 Photocode」の実証実験を実施する。

 『Penpals for Handwriting at Home』は、3~5歳の幼児がアルファベットの書き方を自宅で学ぶ学習帳。実証実験では、学習者は各ページに印刷された画像をスマートフォンやタブレット端末の専用アプリケーションで読み込むことで、アルファベットの書き方やかたち、発音を動画で確認できる。

 教材の紙面とデジタルコンテンツをスムーズに連携させることで、従来より適切でわかりやすい学習方法を提供することができ、教材の価値を向上させることができる。専用アプリケーションは、App StoreやGoogle Playから無料でダウンロードできる。

 今後、ケンブリッジ・日立ソリューションズ・エデュケーションは、App StoreやGoogle Playのダウンロード数やレビューの内容、実際の利用者へのヒアリングによって効果測定を行い、教育分野以外の出版物での活用法も検討する。また、日立ソリューションズは、実証実験のノウハウや結果をもとに、出版物や放送・動画コンテンツなどの価値向上を提案していく。