「HULFT」は、セキュリティを確保しながら拠点間でデータ転送ができるツールで、1対1のデータ転送に向いている。「HULFT-HUB」は、複数拠点で同時にデータを転送するためのミドルウェア。「HULFT」と「HULFT-HUB」の連携によってセキュアな環境で高速にデータを転送できるようになる。両製品を通じて、セゾン情報システムズでは世界40か国で7500社以上をユーザー企業として確保している。
バージョンアップした「Ver. 3.3.0」で、さらに高速化できるようになったので、データの中継や蓄積という両製品の連携によって生じるメリットを前面に押し出していく。また、データ連携ソフト「DataSpider」を提供するアプレッソをグループ会社化したこともあって、データ転送と連携を組み合わせた製品・サービスの提供にも力を入れる。伊藤堅一・HULFT事業部事業推進部マーケティング推進課長は、「販売パートナーとして23社を確保しており、それらのパートナーが売りやすいソリューションを創造する」としている。今年後半には、「HULFT」のメジャーバージョンアップも計画している。(佐相彰彦)