セゾン情報システムズ(宮野隆社長)は、ファイル転送ツール「HULFT」とミドルウェア「HULFT-HUB」の連携によるデータ運用の効率化をユーザー企業に提案することに力を注いでいる。今年3月5日には、「HULFT-HUB」の新バージョン「Ver.3.3.0」の提供を開始。前バージョンと比べて、データの蓄積と送出の処理が最大13倍、蓄積処理で最大9倍など、高速化を可能にした。「HULFT」と「HULFT-HUB」を組み合わせることの利点を訴えることでユーザー企業を獲得していく。

 「HULFT」は、セキュリティを確保しながら拠点間でデータ転送ができるツールで、1対1のデータ転送に向いている。「HULFT-HUB」は、複数拠点で同時にデータを転送するためのミドルウェア。「HULFT」と「HULFT-HUB」の連携によってセキュアな環境で高速にデータを転送できるようになる。両製品を通じて、セゾン情報システムズでは世界40か国で7500社以上をユーザー企業として確保している。

 バージョンアップした「Ver. 3.3.0」で、さらに高速化できるようになったので、データの中継や蓄積という両製品の連携によって生じるメリットを前面に押し出していく。また、データ連携ソフト「DataSpider」を提供するアプレッソをグループ会社化したこともあって、データ転送と連携を組み合わせた製品・サービスの提供にも力を入れる。伊藤堅一・HULFT事業部事業推進部マーケティング推進課長は、「販売パートナーとして23社を確保しており、それらのパートナーが売りやすいソリューションを創造する」としている。今年後半には、「HULFT」のメジャーバージョンアップも計画している。(佐相彰彦)