通信機器ベンダーのルートレック・ネットワークス(佐々木伸一社長)は、農業で灌水と施肥を同時に行う養液土耕栽培を支援するシステムの新製品「ZeRo.agri plus(ゼロ・アグリ・プラス)」を5月7日に発売する。また、農業用資材メーカー、イスラエルのネタフィム日本法人と包括的業務提携を結んで販売を促進する。

 「ZeRo.agri plus」は、明治大学黒川農場(玉置雅彦農場長)が研究を進める環境保全型農業の養液土耕栽培の普及と高度化を支援するシステムで、中規模栽培事業者が導入しやすくなるよう改良した。培養液の供給を区画ごとに独立制御し、適正化する「培養液区画制御機能(最大6区画)」や、写真と栽培管理メモをクラウド上で管理「タブレットカメラアプリ機能」を搭載。効率的な営農指導をリモートで受けられるようにした。

 ネタフィム日本法人のネタフィムジャパンとの業務提携では、養液土耕システムの国内での販売やクラウド版養液栽培システムの共同開発、海外市場での養液土耕システム販売を視野に入れる。

「ZeRo.agri plus」画面イメージ

 「ZeRo.agri」シリーズは、ルートレック・ネットワークスが独自に開発したM2M(マシン・トゥ・マシン)プラットフォーム「ZeRo」と、MicrosoftのMicrosoft Azureを活用したもので、税別価格は1システム120万円から、クラウド利用料税別月額1万円からを予定している。ルートレック・ネットワークスは、「ZeRo.agr」シリーズの関連事業で、今後3年間に10億円の売り上げを見込んでいる。(安藤章司)