【上海発】スターティアの中国現地法人、上海思達典雅信息系統(スターティア上海、柴田淳総経理)が提供するネットワーク機器レンタルサービス「マネージドゲート」が好調だ。スターティア上海は2013年2月の設立で、同年夏に本格的な営業を開始したばかりだが、「このままのペースでいけば、今年度(14年12月期)の黒字は確実」(柴田総経理)という。

 「マネージドゲート」は、日中間のインターネットを高速化する専用ルータのレンタルサービス。中国のインターネット接続サービスは回線そのものが細く、日本とのアクセスは複数の経路をたどるために、日中間の通信スピードは遅いのが一般的。

 「マネージドゲート」は、中国大手キャリアの海底ケーブルを通じて接続することで、高速通信を実現した。柴田総経理は「当社の調査では、一般的な日中間インターネットの速度は0.4Mbps程度。『マネージドゲート』は、少なくとも5Mbpsの速度で通信できる」とアピールする。

 価格は、初期費用が6000元からで、月額費用が1ユーザーあたり500元。柴田総経理は、「日中間のインターネットが遅いことがあたりまえになっていて、改善できることを知らない日系企業は多い。ポテンシャルは大きい」と期待を込めて語る。

 スターティア上海は、「マネージドゲート」で事業基盤を安定させた後、自社開発の電子ブック作成ソフト「ActiBook」を中国のローカルマーケットに向けて拡販する方針だ。(上海支局 真鍋武)

柴田淳総経理