BCN(佐藤敏明社長)は、6月5日、東京・神田の社内セミナールームで、マジックソフトウェア・ジャパン(佐藤敏雄社長)との共催による「SIer 必見!BCN主催セミナー」を開催した。「ビジネスチャンスを創出するクラウドインテグレータを実現するには?」をテーマに、ユーザーに選ばれるデータ連携ツールを紹介。京セラ丸善システムインテグレーション(辻上友祥社長)とパナソニックソリューションテクノロジー(小河寿社長)が協力し、SIerやISV、ディストリビュータなど、約50人が参加した。

 冒頭の基調講演では、「『モバイルエンタープライズがユーザーを孤立させる』は本当か? ~今こそ、真価が問われるEAI待望の時代~」と題して、デロイトトーマツコンサルティングの千葉友範・テクノロジメディアテレコミュニケーションマネージャーが講演した。

 千葉マネージャーは、「スマートデバイスの出荷が大きく伸び、クラウドをビジネスに導入する動きが盛んだが、必ずしもその導入効果が十分に発揮されているわけではない」と指摘。「本当に定着するかどうかは、これからの課題」とした。その理由として、「いくつものクラウドが乱立するなど、スパゲティ化の兆候がみられる。その状態を解消するには、異なるシステムの間でのデータ連携『EAI』が必要だ」と述べた。

デロイトトーマツコンサルティングの千葉友範マネージャー

 続くセッション1では、「氾濫するクラウド、今だからシステム・データ連携が注目されるわけ ~データ連携ツール 新バージョン『Magic xpi 4.0』のご紹介~」と題して、マジックソフトウェア・ジャパンの工藤恵記・首都圏営業部ビジネスデベロップメント担当部長が講演した。

 工藤担当部長は、データ連携ツール「Magic xpi」を紹介。「SAP、Salesforce.com、IBMなど、主要メーカー製の標準認定ツールで、主要ERP、CRM、会計などの法人向けシステムを容易に連携できる」と説明。新バージョン「Magic xpi 4.0」では、対障害性、冗長性、スケーラビリティを大幅に強化したと説明した。そして、「データ連携ツールでのビジネスについて、「SMB(中堅・中小企業)市場は未開発の分野。データ連携という基盤に入り込むことができれば、基幹システム全体への提案が可能になる」としたうえで、「『Magic xpi』は、ほかのツールに比べてコストパフォーマンスが高い」とアピールした。

マジックソフトウェア・ジャパンの工藤恵記担当部長

 セッション2では、「なぜユーザーはMagic xpiとYellowfinを選ぶのか ~クラウド・オンプレ連携 ユーザー事例一挙公開~」と題して、京セラ丸善システムインテグレーションの林勇吾・ビジネスソリューション本部ITサービス営業部グループ長が講演した。

 林グループ長は、BI(ビジネスインテリジェンス)ツール「Yellowfin」について導入事例などを交えて紹介したうえで、「BIツールにデータ連携は必須。そのため、豊富なアダプタを備え、サポートが行き届いた『Magic xpi』を選んだ」と述べた。

京セラ丸善システムインテグレーションの林勇吾グループ長

 セッション3では、「さまざまなファイルの登録から活用までをサポートするコンテンツ管理システム『CrossLead』 ~各種業務サーバとシステム連携によるデータ活用~」と題して、パナソニックソリューションテクノロジーの松尾哲朗・ソフトウェアグループソフトウェア営業1チームユニットリーダーが講演した。

 松尾ユニットリーダーは、企業内で増大するコンテンツを「管理できない」「探せない」「検索できない」状態だとして、「『CrossLead』はコンテンツの一元管理によって、業務効率化をサポートできる」と述べた。そして、「お客様の異なるツールがもつデータを抜き出して活用したいという要望に応えるため、データ連携ツールが必要になった」と説明し、「『Magic xpi』の機能、サポート体制を評価して採用を決めた」とした。

パナソニックソリューションテクノロジーの松尾哲朗ユニットリーダー